ここ数日涼しいですね。
雨が降ってもジメジメしてないので、体が動く、動く。
予報では夜中に相当降るということで、家じゅうの雨戸を閉めてスタンバイしたんですが、そうでもなかった。
山口の萩、岩国、広島の尾道あたりは雨がひどかったようですが、川の氾濫もなく無事に通過したのかな。
萩は2回訪ねたことがあります。
ご存じのように吉田松陰や長州志士の生家が観光スポットになっていて、私は松陰神社しか行ったことがないから、2度目に旅行したとき、ツレの友人に「ほかも回ってみない?」と誘ってみたんです。
そのころは明治維新が何ぞやもよく知らなかったので、ただ軽い気持ちで。
そしたら、その友人が不機嫌な様子で「わざわざ見る必要ないから、ほか行こう」と言うんです。たいした家の出身じゃないから、見る価値ないって。
そのときはピンとこなかったんですが、彼女は染色の仕事をしてて、和のものが好き。
何十年来の歌舞伎ファンで、たぶん明治維新のからくりをとっくの昔に知っていたんだろうと思います。
詳しく知らなくても、下層階級による下克上だったことぐらいは知っていたんでしょう。その体制が今なお続いていることも。
10数年前の話ですが、懐かしい思い出の一つ。
いろんなことを知った上で、いま一度、萩を訪ねてみるのも面白いかも。