目からウロコ

ブログ名を変えました。(旧SMAPのいる日常)

ホラーみたいな話

長らくご無沙汰だった田中真紀子さんがTVに登場。

「ミヤネ屋」で総裁選についての持論を展開し、たった一人を除いてみんな腑抜けだと言い放ったとかなんとか。その一人とはエレベーターに閉じ込められた人(林芳正氏)だそうで、新年早々、実家が全焼するという災難に遭った人が首相官邸で故障したエレベーターに30分も閉じ込められた人を支持するという、なんかホラーみたいな話ですが、ついでにうちのお隣さんのちょっとしたホラー話も聞いてください。

 

ここは45年前に売り出された戸建ての分譲住宅(4軒)で、私の実家もそのうちの一つ。

左隣のおうちに入居されたのがDさん一家。ご両親と小学生のお子さん2人の4人家族でした。ご主人の収入だけでは銀行の審査が通らなかったので、奥さんの収入と合わせて何とかローンを組むことができたという話でしたが、そのため、奥さんは昼も夜も働きづめ。

そのうえ、上の娘さんには自分ができなかったことをさせてやりたいという思いが強く、バレエや声楽を習わせたり、私立のお嬢さん学校に通わせて至れり尽くせり。その分、下の弟くんはほったらかしで、中学生になると徐々にグレはじめてお母さんにもよく暴言を吐いていました。

娘さんが高校を卒業する少し前だったかな、お母さんが末期のガンであることが判明して、彼女の卒業を待たずにあっという間に亡くなってしまったのです。

そのあと、娘さんは母方の叔母さんと暮らすことになり、弟くんはせっかく入った高校を中退して他県でバーテンダーになったと聞きました。ひとり残ったお父さんは家を売り払い、結局、家族は離散する羽目に。その後のことはまったくわかりません。

 

その次にこの家を買ったのがKさん一家で息子さんが2人いる4人家族でした。

このころの私は社会人になって家を留守にすることも多く、このご一家のことはよく知りません。母から伝え聞いた話によると、喧嘩が絶えなくてわずか1年で引っ越していったそうです。

 

その次の購入者は新婚のご夫婦。もとからご近所さんだったので、この家の事情をよく知っており、入居の際、お祓いをしてもらったと聞きました。すぐに女の子が生まれ、その後、2人の男の子にも恵まれて仲睦まじく暮らしていた……と思いきや、この家に住んで13年目だったかな、離婚することになり家を出ることになったと奥さんから挨拶がありました。夫婦であんなに子どもをかわいがっていたのにこういう結果になるなんてお祓いの効果もどうやら13年しか持たないらしい。

 

その次にこの家に越してきたのは還暦間近の独身男性とそのお母さん。2年ぐらい経ったころからお母さんの介護が始まり、男手で大変だなと思っていたら、ある日、息子さんのほうが救急車で運ばれて半身マヒに。結局、お母さんは娘さん(姉)に引き取られ、体が不自由になった息子さんも平屋のほうが住みやすいからと引っ越していきました。トータルで5年ほど住んでいたのかな。

 

そのあとは不動産会社がこの家を購入し大々的にリフォームして分譲貸しに。ここからこの家は賃貸住宅になったわけです。そこに入ってきたのが一昨日お話ししたご家族でした。せっかくリフォームしたことだし、今度は家族離散の憂き目に遭うことはないだろうと思っていただけに私もいささかショックです。入居して今でちょうど15年目だから、奥さんが家を出ていったのは13年目ということになる。😱

 

最初の主であるDさんの奥さんの供養は娘さんがちゃんとやっていると思いますが、それでも成仏できずにもしかしたら今もこの家にとどまっているのかもしれません。

 

 

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