目からウロコ

ブログ名を変えました。(旧SMAPのいる日常)

家族の意向を尊重して非公表

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もう50年以上前の話ですが、母の友人のご主人が退社後に取引先を訪ねたあと、交通事故で亡くなるという事件がありました。まだ30代。小学生の子ども2人を残して。

取引先へはもちろん仕事で立ち寄ったのですが、通勤ルートではなかったために労災はおりない可能性が高い。大きな企業ほど労災認定を嫌がる傾向があるので、会社のほうは労災申請をしないかわりに、奥さん(母の友人)を正社員として雇用し生活安定のために力添えをしたいと申し出たそうです。

それでも納得がいかない奥さんは労災申請の準備を進め、仕事で立ち寄ったことを証言してもらうよう取引先に頼んだところ、快く承諾してくれたそうですが、数日たって連絡を入れたら、態度が一変。どうやら会社のほうから口止めされたもよう。

結局、労災申請は諦めて、もちろんその会社の世話になることもなく、自身で就職先を見つけ、女手一つで子ども2人を育ててきましたが、経済的にはかなり苦労をされたようです。

どの道を選ぶかは残された家族が決めること。

理不尽なことに対して泣き寝入りすべきではないという考えもあるでしょうが、大きな後ろ盾なく戦うことは茨の道です。

残されたお子さんのことを第一に考えて、最善の方法を選ばれることと思います。