目からウロコ

ブログ名を変えました。(旧SMAPのいる日常)

また1人、友人がガンで亡くなりました。

いつごろからだろう?

同世代の友人を初めてガンで亡くしたのは、たしか30歳を迎えたころだったと思います。

その人は職場の先輩でしたが、不妊治療の末にやっと一人目の子どもを授かったのに乳がんが見つかって、周りから子どもを諦めるよう説得されたけど、命がけで出産。その1年後に亡くなりました。

また、同じ時期、今度は後輩が白血病で亡くなり、2人ともあっけなく逝ってしまったのがとてもショックだったのを覚えています。

その後も何人かの同窓生をガンで見送りましたが、50代に入ると、毎年のように訃報が飛び込んでくる。

死因の9割はガンです。

 

一昨日もまた友人が1人、ガンで亡くなったと連絡が入りました。

ここ数年は特に親しい友人を亡くしているので、寂しい限りです。

いちばん多いのは大腸がん、次いで胃がん乳がん

もちろん治療がうまくいって、元気に暮らしている人たちもいます。

中学の同窓会の場合、いつも集まるのは10名ちょっとですが、すでにその中から男性が2人がガンで亡くなって、女性2人はガンの治療中。

あまりに多くないですか。

亡くなった人たちの親は80代、90代でまだ健在、しかもガンの家系でもないのに。

私らは親の世代ほど長生きできないとずっと言われてきましたが、ほんとうにそのとおりかも。

私の両親が私の年齢だったころ、そんなに次から次へと友人をガンで亡くしたりしてないですもん。

こういう話になると、放射能が原因だろうという声が聞こえてきそうですが、私らの世代に限っては、食事の欧米化と抗生物質の多用が原因ではないかと思います。

親の世代と決定的に違うのはたぶんこの2つ。

 

なんにせよ、同世代の友人を見送るのは本当につらい。

若いころ、ある年配の女性に「知り合いはいくつになってもできるけど、本当の友だちは20代まで。若いときの出会いを大事にしてください」と言われたことがあります。

そのときはピンとこなかったんですが、今ならその言葉がよく理解できる。

一昨日、訃報の知らせが入ったその友人も活動的で友だちの多い子でしたが、亡くなる前、私らと知り合った時代がすごく懐かしいと言っていたそうです。

今のところ、私にとっては、コロナよりガンのほうが身近で切実な問題かな。