目からウロコ

ブログ名を変えました。(旧SMAPのいる日常)

ハルマゲドンは避けられるのか?

田中宇さんの見立て。

tanakanews.com

 

「近ごろは米ネオコンイスラエルをうまく利用している」というのが田中宇さんの以前からの見解。いつだったか、その話をブログで紹介したら、ある読者の方から「そんなことはない、悪いのはイスラエル」という反論をいただいたことがありますが、イスラエルを取り巻く状況が変わってきた=不要になったと考えれば、それもありだと思うのです。

ネオコン支配下にある日本のメディアが、まあ、中立の立場をとったといえばそれまでですが、イスラエルのガザに対する暴挙を詳細に伝えているのがなんかちょっと引っかかる。

 

イスラエルは、米国を見限って中露と親しくしてイランやアラブと和解したい。だが、イスラエルは米国と一心同体になっており、米国から足抜けできない。
イスラエルヨルダン川西岸(パレスチナ占領地)には、米諜報界の傘下にいるシオニスト右派が大挙して移住して入植し、入植者たちはイスラエル政界を支配している。ネタニヤフは入植者に頼って政権を維持してきた。


イスラエルは米国(入植者)に牛耳られている。西岸入植者の在米の仲間たちは、ネオコンなど好戦派で、彼らは米国のマスコミや政界で強い力を持ち、米イスラエルをイランと戦争させようとし続けてきた。
今回も、WSJなどは早速「今こそイランと戦争すべきだ」と主張している。だが、すでにイラクは強く、米軍はイランと戦争しても快勝できないのでやらない。イスラエルだけがイランと戦争させられる。

 

米国から送り込まれるのはロシアの10月革命のときと手口が同じ。

選挙で負ける前、ネタニヤフが再三にわたってプーチン接触していたのは知っています。もし日本がウクライナをめぐってロシアと、台湾をめぐって中国と戦争をすることになっても米国は動かないでしょう。代理戦争の結果、意図的に敗戦させられ再植民地化の憂き目に遭うのは目に見えている。東京五輪のゴタゴタ続きもロシアとパイプを持つMさんの力をそぐことが目的だったんじゃないかな。今回のジャニーズ騒動も似たようなものかと。文春はどこよりも親米メディアだから。ここに来て、日中友好の架け橋になってきた谷村新司さんが亡くなったのも残念なニュースです。

ガザで犠牲になった子どもの数が800人を超えたという。

破壊された町の惨状がマウイやリビアやモロッコやアフガンと重なって見える。

やられているのはセム系ばかり。

 

最後に希望的観測ですが、

ゴルダ・メイアは、第四次中東戦争の敗北を誘発した後、しばらくして引責辞任させられた。ネタニヤフも辞めさせられるのか。
ネタニヤフが辞めると、その後は中道左派などの連立政権になり、イランやアラブとの和解やイスラエルの非米化を引き継げる。またネタニヤフが辞めずに、入植者を切り捨てて中道系の勢力を政権内に引き入れて連立を組み替えて政権を維持する可能性もある。
イスラエルは、国家滅亡のハルマゲドンを避けてうまく非米化していけるのでないかと私は期待している。ユダヤ人は世界運営にとって重要なので、プーチン習近平イスラエル存続を望んでいるはずだ。