1月のSMAP解散騒動以来、私たちは、例えば大手の芸能プロダクションが、普段から懇意にしているスポーツ紙や週刊誌、はたまたテレビの情報番組を通して、自分たちに都合のよい情報を流させるということを身をもって体験しました。
また、今回は、SMAPだけの問題ではなく、日本のタレントが置かれている現状をあぶり出し(アメリカの一部メディアは〝奴隷〟という表現まで使っている)、人権や労働環境についても考えさせられるきっかけを作りました。
これらはいずれ自分たちの生活にも直結してくる問題であり、SMAPの解散が決定的になったこれからもブログを続けていこうと思うのは、こういった重要な問題提起が私の心の支えになっているからです。
ただ、SMAPが年内いっぱい存続すること、今の段階では5人ともジャニーズ事務所に所属していることを考えると、事務所やマスコミ等への批判、抗議の仕方にも一定のルールやモラルが必要だと思っています。
<私が心がけたい6項目>
- 不確かな情報には断定形を使わない
- ジャニーズ事務所が流す情報をすべてねつ造だと決めつけない
- ものごとの本質を見失わないよう、メンバー間の確執にこだわらない
- ネット上のなりすましに気をつける
- いつか役に立つかもしれないと思うものは、証拠として残しておく
- 自分と意見が違うからといって、著名人の発言をむやみに叩かない
まず、1. 不確かな情報には断定形を使わないについて。
私自身もブログを更新した後、一日置いて読み直すと、非常に感情的になっていた部分があって、文言を修正することがたびたびあります。
刑法233条は、「虚偽の風説を流布し人の信用を棄損した者を信用毀損罪として処罰する」としていますし、民法上の名誉棄損に該当する場合もあります。
根拠のないデマを拡散したり流布すると、法に抵触するおそれがあるので、気をつけましょう。
例えば、ジャニーズが公表しているSMAPのファンクラブの会員は100万人超ですが、これを単純計算して、「40億円の使い道はどうなってるの!」といった内容のツイートをたまに見かけますが、退会した人の欠番も含んでいるので、実際の会員数はもっと少ないと思います。
一時、欠番が復活したこともありましたが、ファンクラブに入るほどのコアなファンが100万人もいたら、「世界に一つだけの花」はとっくにトリプルミリオンを達成しているはずです。
まあ、会員の中には、ダフ屋や転売目的の人もたくさんいますけど。
前回のコンサートの動員数が100万人ですから、1人4枚までチケットを申し込めることを考えると、実質会員数はその何割かでしょう。
なので、私も事実かどうかわからないときは、「~~かもしれない」「~~という考え方もある」「~という可能性も捨て切れない」といった表現を使うようにしています。
2. ジャニーズ事務所が流す情報をすべてねつ造だと決めつけない
ファンの心理として、自分がひいきにしているメンバーに都合の悪い情報は信じたくないものですし、そもそもファンに信用されていない事務所にも責任はありますが、中には本当のことも含まれていると思います。
できるだけ客観的な立場で意見を述べるほうが、ファン以外の人の共感を得やすいと思います。
3. ものごとの本質を見失わないよう、メンバー間の確執にこだわらない
これは説明するまでもありませんが、〝木を見て森を見ず〟にならないよう、好き嫌いの感情は心の中に留め置くようにしています。
4. ネット上のなりすましに気をつける
SNSやヤフコメ等において、ファンを装った書き込みに惑わされないように。
本当のファンは、メンバーの信用を落とすようなことはしません。
いたとしても一部です。
だれかが意図的にやらせている場合もありますし、野次馬や冷やかしも多いでしょう。
気になっても、見ない勇気、読まない勇気も必要です。
5. いつか役に立つかもしれないと思うものは、証拠として残しておく
SMAPファンにとってポジティブな内容のネット記事がなぜか早々と消えていくことがあるので、後々役に立ちそうだなと追う記事は、スクリーンショットに撮って保存しています。
例えば、女性は離婚を決意した場合、何食わぬ顔をして普段どおりの生活を送りながら、何年もかけて自分に有利な証拠を集め、着々と離婚に向けての準備を整えていくことが多いですが、これは女性にしかできない芸当ですよ。
6. 自分と意見が違うからといって、著名人の発言をむやみに叩かない
8月14日にデーブ・スペクターが「SMAP解散。これで僕の仕事が増えるね!!」とツイートして炎上しましたが、デーブさんは1月の騒動の折、SMAPに一番近い存在であるはずのテレビが独自の情報を何も伝えないことをTBSの番組で批判してくれた貴重な人です。
そのときのゲストはだれ一人その意見に同調しませんでしたが、「デーブさん、勇気あるなぁ、大丈夫かなぁ」と思っていたら、やっぱり大丈夫じゃなかったんでしょうね。
私はそのときのことを揶揄しているのかな?というふうにとらえたんですが、デーブさんのジョークにセンスがなかったことも炎上の一因かも。笑
でも、過剰な反応はSMAPの味方を失うことになるので、気をつけたいと思います。
とりあえず以上かな?