2年前、仲の良い友人のお子さんがみずから命を断って、赤ちゃんのときから知っているだけに私もショックでしたが、身近な人を自死という形で亡くしたのはこれが初めてではなく、実は親族を含めて3人見送っています。
中でも幼なじみの女の子が20歳をすぎたころ、山の中でガソリンをかぶって焼身自殺を図ったことは今でも忘れられない、あまりに衝撃的な出来事でした。
おとなしい彼女がなぜそんなことを?と当初は思いましたが、本気で死にたいと考えている人は確実に死ぬ方法を選ぶ。それまでにいろいろ試して死にきれず、最終的にその方法を選択したのでしょう。
そして、死ぬと決めたときから周りに悟られないよう行動するため、家族のだれもが「まったく気づかなかった」と言います。
死にたい、死にたいと訴えている間は、生きたいの裏返しだからまだ救えるチャンスはあります。むしろ、吹っ切れたように元気にふるまっているときのほうが要注意です。
なので、本気で死にたいと思っている人がマネジャーが迎えにくる1時間前に自殺を図るなんてことは私には理解しがたい。
衝動的な行為だとしたら、そこまで追い込んだ女性セブンの記事の責任は重い。
当事者サイドはそういう事実はなかったと言っていますし、事実無根ならなおさら。
ただ、女性セブンは早い段階からワクチン被害について取り上げていたのは周知のとおり。そこが何か引っかかります。
尾崎だって体内から致死量の2.64倍の覚せい剤が検出されたというのに少なくとも8時間は生存していましたよ。
でもね、真実なんて何年経ってもわからない、憶測が憶測を呼ぶだけなので、どんどん事実から遠ざかっていく。だから、物の道理がわかっている業界人ほど特に何もコメントしない。当の本人ですら何が起こったのかよくわかっていない可能性もあるのに。
脳とパソコンをつないでうつ病の治療をしようという時代に、有名インフルエンサーの分析が古典的すぎて頭がくらくらしちゃう。それが課せられたお仕事なんだろうけど。