私はもともとSMAP以外のジャニーズに興味がなかったので、SMAPが解散した後は、ほかのアイドルに走ることもなく、好きなサザンとスピッツを聴きながら余生を過ごすことになると思います。
ただ、ジャニーズの後輩くんたちもアイドルであり続けるためにいろんなことを犠牲にしているんだなということがわかってきたので、今はテレビで彼らの活躍を見てもさほど気にならなくなりました。
それよりも、今回の騒動により、ジャニーさんにそれほどの実権がないこと、事務所のマネジメントが若いグループにシフトしているを知って、ものすごく戸惑っているんじゃないかと思います。
さて、SMAP解散発表から2週間がたちました。
コンサバッグを持ってもうドームに行くこともないんだ、14年のクリスマスが最後のコンサートになっちゃった……と、まだ多少のショックは残っていますが、解散そのものは現実のものとして受け入れています。
今思えば、5人でこの難局を乗り越えてほしい、もう一度コンサートを見たいという思いが強すぎて、飛び交うさまざまな情報を自分に都合よく解釈していたところもあり、真実を見落としていたかな?と反省する部分もあります。
その1つとして、ネットの記事は当てにならないと思い込んでいましたが、13日夜に解散をすっぱ抜いたのは一番なめていたサイゾーだったし、実際、記者が自分ところの新聞や雑誌では書かせてもらえないネタをほかに流すということはあるようです。
週刊誌はフリーライターが多いですが、新聞社の記者はほとんどが社員なので、上の方針には逆らえず、書きたくない記事を書かされたり、書きたい記事をボツにされたり、結構不満を抱えていると聞いたことがあります。
最近の文春や新潮、ジャニーズの御用スポーツ紙から女性誌に至るまで、えっ、一体どっちの側に立って書いているの?と思うことが多々あるんですが、ネタ元がばらばらなのか、あるいは、そういった記者や編集者のささやかな抵抗の表れなのかもしれません。
また、SMAPのメンバーにしても、渦中にいることで逆に何もわからず、報道で事実を知ることも多かったのではないかと思います。
わざわざリンクは貼りませんが、慎吾がスマスマの収録のとき、拓哉に向かって、「そんなに出世したいのかよ」とブチ切れて、スタッフがあわてて止めに入ったことがあるという記事を見ました。
まったくのデタラメもしれません。
ただ、もし本当なら、なぜ慎吾は拓哉が出世したがっていると思ったのでしょう?
それは、今回の件でジャニーズの幹部候補として名前が挙がっているからですよね?
でも、ジャニーズ事務所が公式に言ったわけではない。
たしか、1月の騒動直後から各メディアがこぞって書き始めたと記憶しています。
仲間を裏切って、引き換えに手に入れた幹部の椅子みたいな感じで。
そこから、私たちは、木村拓哉がマッチ、ヒガシに続く将来の幹部候補だと思い込んでいる。
でも、幹部じゃなくて、あくまでも候補ですからね。いくらでも取り消しはできる。
ただ、4人は木村が幹部になって、その下で働くなんてとんでもない、絶対にプライドが許さないと思ったのではないでしょうか。
ここに1つ、5人が元のさやに戻れなかった原因があると思います。
今となれば、この幹部候補という話も意図的に流した可能性は捨て切れません。
次に、正式の解散発表を受けて、私の周りでは1月の騒動のときよりSMAPに関心を持っている人が増えています。
1月のときは、なんだ、結局解散しないのか…と拍子抜けしたようで、今回は慎吾ちゃんが精神的に追い込まれるほどの何かがあったんだとみんな興味津々です。
上2人が個性的なのに比べて、慎吾、つよし、ゴローちゃんの3人は万人受けするというか、アンチが少ないので、共感する人は意外と多い。
みんなに話を聞いてみると、ジャニーズや木村サイドに対して不快に思うのは、やっぱり解散発表のときに仲良くハワイにいたことが決定打になっているようです。
ただし、このハワイ情報もジャニーズの御用紙が漏らしているんですよねぇ。
そして、今週あたりから始まった工藤静香叩き。
その少し前に、工藤静香が役員か?というネット記事を見ました。
ジャニーズ以外の芸能界のドンがバックについていると言われる工藤静香が役員になること、あるいは発言力を持つことに警戒心を持つ人は相当数いるでしょう。
工藤静香役員説も根拠のない話ですが、ただ、木村夫妻とメリー、ジュリーさんの親密さがアピールされるたびに、彼らへのバッシングがますますひどくなっているのは事実です。
そして、SMAP5人のうちだれも得をしていないというこの現状。
事の真相がはっきりするのはまだ先のことだと思いますが、ただ1つ言えるのは、ジャニーズが一枚岩ではないということ、そして、SMAPがその大きな犠牲になったということです。