朝からお騒がせだわ、日刊スポーツ。
ジャニーズの御用紙本丸が辞退と言っているんだから、NHKの正式コメントを待たずとも決まりなんでしょうね。
何が残念って、SMAPが紅白に出ないことよりも、ここまでNHKが御膳立てしているんだから、ラブコールに応えたほうがいいんじゃないか、いや、応えるべきだという流れができてしまったこと。
私自身もその流れに乗せられて、もしかしたら出るんじゃないか?と思ってしまったから。
でも、よくよく考えてみれば、事務所は一貫してSMAPの紅白出場を否定しているんですよね。
NHKがいつまでもこだわるから、結局、辞退ってことになると、また犯人探しが始まって、批判の矛先が彼らに向いてくるんじゃないかと、そっちのほうが心配です。
この流れって、ことしの7月、TBSのオリンピックキャスターに中居くん、テーマソングに「ありがとう」が選ばれて、他局の歌番組には出なくても、中居くんが司会を務める「音楽の日」にはさすがにSMAPを出すだろうと期待したのに、ぎりぎりになって、結局、辞退という、あのときの流れと似ているような……。
で、その後、8月にSMAPの解散が正式に発表されたという経緯があるから、また何か起きるんじゃないかとザワザワしてしまう。
良いことならいいんだけど。
少し前に、どのスポーツ紙だったかな、ちょっと忘れたけど、NHKへの返事を先延ばしする2つの遠慮という記事があって、1つは、SMAP自身が紅白の主役になってしまうことへの遠慮、もう1つは、熱望しているNHKへの遠慮ということでしたが、これが一番的を射ているんじゃないかな。
メンバーが気を使っているとしたら、ほかのプロダクションの出場者に対してであって、身内ではないと思いますが。
もう1つ、20年間お世話になったスマスマへの遠慮もあるだろうし。
遠慮というか、配慮と言ったほうがしっくりくるけど。
25yearsのベストアルバムが届いてから毎日聴いているんですが、改めてSMAPの曲は聴いている人に勇気と元気を与える応援歌が多いなと思う。
もし紅白に出るなら、何を歌うんだろうとずっと考えていたんですが、解散が決まっている以上、花とか夜空とかオレンジあたりになってしまうでしょう。
最後のライブなら、せめてオリスマやJOYで盛り上がりたいし。
それと、ことしの紅白のテーマが〝世代交代〟というのも引っかかる。
労働人口の減少で60歳定年が65歳になり、70歳に引き上げた会社も増えてきているというのに、何が世代交代よ。
40代なんてバリバリ現役じゃない。
ニッカンの記事がガセだとしても、もうSMAPネタで遊ぶのはやめていただきたいな。
文春さんも新潮さんも週刊女性さんもFRIDAYさんも。