<①の続き>
私は、今回の熊本での一斉CMにしても、最近とみに嵐の活躍が目立っているのも、事務所が直接的な形でゴリ押ししているとは考えていません。
テレビや雑誌、広告代理店が先回りして、積極的に嵐を使いたがるんでしょう。
今は嵐だと。
とにかく嵐だと。
1月18日のSMAPのあの謝罪会見を見たら、誰だって、「よし、嵐でいこう」「これからは嵐の時代だ」と思うでしょう。
しかも、SMAPはCMスポンサーのおわび行脚にも行っていない(行かせてもらえない?)という話だし。
だから、あの謝罪会見がSMAPにとって最大のペナルティーだったことは確か。
SMAPファンがいまだに大きなストレスを抱えているのも、あの謝罪会見があまりに強烈だったから。
今なお彼らの口から何も語られていないし、スマスマでは今年に入ってから一度も持ち歌を歌っていないし、ビストロの観覧も中止されたまま。
メリーさんと親しい明石家さんまでさえ、先日、関西の番組で「あの謝罪会見はよくなかった」と公言したぐらいだから、やはり非難されてしかるべきなんでしょう。
その矛先を嵐に向けるのはおかしい。
ただ、SMAPファンの傷ついた心もわかってほしいのです。
これはSMAPに限らないけど、病床からSMAPの活躍を応援しているファンを私も何人か知っています。
そういう人たちのことが頭の片隅にでもありましたか、あのとき、事務所もフジテレビも。
フジテレビはあの謝罪会見の映像を他局にも配布したもんだから、何度も何度も繰り返し見せられることになって、ファンにとっては地獄でしたよ、地獄。
あのとき、関西の某局のアナウンサーが「今回はフジさんの一人勝ちですね」と言っていたから、37.2%の高視聴率をとったところまではよかったんでしょう。
ところが、BPO(放送倫理・番組向上機構)に「パワハラだ」というクレームが殺到して、サイトが一時的にパンクする事態に。
結局、「本人たちから被害の訴えがないから審議しない」ということで不問になったけど、裏を返せば、本人たちが訴えれば審議されるということでしょう。
まあ、事務所に所属している限り、スマップ本人がそんなことをするわけないけど、彼らのちょっとした一言でファンやメディアが再び大騒ぎするのを懸念して、彼らの言動にピリピリしていても不思議ではない。
もし彼らが不本意な形で謝罪させられたとしたら、芸能プロダクションの責任よりも、それを許可して、公共の電波に乗せたフジテレビの責任はずっと重い。
さんまもメリーさんではなく、フジテレビに向けて言ったんでしょうよ。
今のSMAPがSMAPらしくないから、世間も興味をなくして、視聴率も下がっているんだと思う。
最後に、こんな状況が続く中で、SMAPの25周年ライブもファンパーティーも今はあり得ないと思いますが、6月の会報発行から事態が少しずつ好転してくることを心から願っています。
そして、スマスマの現場スタッフには心をこめてありがとう♡