目からウロコ

ブログ名を変えました。(旧SMAPのいる日常)

世の中を良くするためといえば……

「世の中を良くするためといえば奴らはなんでも受け入れる」とキッシンジャーが言ったとか言わないとか。ま、言ったんでしょう。

奴らってワタシたちのことですけどね。

羊という言い方もあるようですが、それはまだマシなほう。

去年、初めての緊急事態宣言が解除されて外出OKになったとき、TDLやこどもの国の様子を空から撮影してニュースで流してましたが、開門と同時に巨大な人の群れが目的の場所に向かって一目散に駆け出していく光景は、放牧された羊の群れさながらでした。

自分がその群れの中にいるとおそらく気づかないけど、俯瞰的に見ればそう映る。

私は子どものころからそういう群れの中には居ないタイプだったので、組織の中では生きづらかった。

となたかが「日本人は全体主義が好きなんじゃないか」と皮肉ってましたが、学校教育自体が全体主義ですもんね。

 

少し話はそれますが、友だちの旦那が中学の校長をやってたとき、前に勤めていた学校の教師がちょっとした事件を起こして、教員委員会から呼ばれてあれこれ聞かれたんだって。

ほんのわずかの期間しか一緒に働いたことがないので、相手のことをよく知らないんだけど、自分の発言がその人の人生を大きく左右するのかと思ったら、ノイローゼみたいになっちゃって、もう退職するのなんのって大変だったらしい。

学校現場だけでなく、社会全体がそういう仕組みだから、連帯責任を逃れようと隠蔽体質ができ上がってしまう。

困ったもんですわ。

 

きのう立川の事件や新宿の再開発についてブログに上げながらふと思ったんですが、もしかしてこれからの世の中に不要なものとして風俗産業は排除の対象に入っているんじゃないかって。地上げだけが目的ではなく。

持続化給付金の対象から外されたということは、将来的にベーシックインカムが導入されたとき、その種の職業に就いていないことが条件になるかもしれないなと。

ホテルで見ず知らずの男から殺されるような危険な仕事だから止めとけよっていうメッセージかもしれない。

なぜそう思ったかというと、大本神論の中にこういうくだりがあるそうです。

 

艮(うしとら)の金神が表になると、
一番に芸者娼妓を平らげるぞよ。
賭博(ばくち)も打たさんぞよ。
家の戸締まりもせいでもよきようにいたして、
人民を穏やかにいたさして、
喧嘩もなき結構な神世にいたして、
天地の神々様へ御目に掛けて、
末代続かす松の世といたすぞよ。

 

これはキリスト教新約聖書ヨハネの黙示録の中にある記述と大いに関係があるらしいんですが、つまり世の中を良くするために風紀改革が必要だと言っている。

カジノや競馬など公営ギャンブルやパチンコは対象外でしょうけど。

さて、世の中から性風俗が無くなったらどうなるでしょう?

以前、女子高校生を対象にアンケートをとったら、意外な答えが返ってきて、性風俗は必要だと考える子が結構多かった。

理由は、そういう職業についてくれる女性がいるから、自分たちは一定守られている。それがないと性犯罪が増えるから心配だと。

確かにそのとおりかもしれません。

正直な意見だと思う。

ただ、風俗産業がこの世から消えるとしたら、そのころには、だれがどこで何をしているかすべて把握され、当然ながら性犯罪者にはGPSがつけられ、それを拒否したら食料も水も配給されず生きていけない、そんな監視社会になっているかもしれなくてよ。