思い起こせば、去年の今ごろでしたよね、日報隠しや森友問題が発覚したのは。
そこから夏にかけて、マスコミの安倍バッシングはすさまじく、今のほうがまだマシかと思えるぐらいでした。
安倍政権が強くなり過ぎたがゆえに、独走することを宗主国が警戒したんだと思いますが、あのときはただ単純に安倍さんをおろすかどうかの問題だったような気がします。
でも、今回は世界的な流れの中で起きていることなので、スケールがぜんぜん違う。
あっ、ついに日本にも来たかという感じ。
ところで、友人が三菱系のド真ん中の企業に勤めているんですが、先日こんなことを言ってました。
以前から裁量労働制を取り入れていたんだけど、残業時間が増えすぎて、労基局から残業時間を減らすなり残業手当を支給するなりしろとうるさく言われ、せっかく改善してきたのに、何でまた裁量労働制なんだよと。
以前、厚労省から受けた説明によると、働き方改革の残業規制は少子化対策の一環でもあって、ムダな残業を減らすことにより、企業は浮いた残業代を有効活用し、また、社員は早めに帰宅して、家族サービスや消費行動に時間を使いましょう〜という趣旨だと聞かされていたらしい。
確かに、厚労省は本気だったからこそ、電通に強制捜査までしたんでしょう。
あのときの厚労大臣は、安倍さんの朋友・塩崎さんでしたね。
でも、禁煙法で揉めて、安倍さんがたばこ族議員に配慮したために、次の組閣で塩崎さんはおろされて、加藤さんが大臣になった。
で、結局、裁量労働制の法案は厚労省の役人の入力ミスでとん挫して、来期に持ち越されたわけですが、一番ガッカリしていたのは経団連の会長さん。
ということは、経産省が仕切ったの?
私が厚労省の役人ならムカつくな。
どっちにしても、安倍さんが何が何でも裁量労働制を取り入れたかったというわけではないんでしょう。
ということで、これからデモだけでなく、リーク合戦も激しくなりそうです。