きのうの仰天で桶川ストーカー事件を再放送していましたね。
風化させないために。
あの事件は忘れられない。
事件直後の〝被害者は風俗店でアルバイトをしていたブランド好きの女子大生〟という悪質なネガキャンのせいで、まんまとその作戦に載せられるところだったから、私も。
『FOCUS』(新潮社)の記者が真相を究明してくれなかったら、警察の隠ぺい工作も知らずに、被害者にも落ち度があると思い込まされていたなんて、考えるだけで恐ろしい。
人が一人死んでいるというのに、記者会見でヘラヘラ笑う上尾署幹部のおぞましいこと。
これをきっかけに、実行犯が逮捕され、上尾署の隠ぺい対策が明るみになり、国会でストーカー規制法が審議されることになったんだから、『FOCUS』の記者さんの功績ははかり知れない。
そういえば、かつて写真週刊誌に撮られると「フォーカスされた」と言ってましたね。
『FOCUS』(2001年休刊)はパイオニアだし、硬派だったから。
『FRIDAY』(講談社)なんかに比べると。
写真週刊誌が活況だったころ、『FLASH』(光文社)の記者をしている知人がいて、たしかフリーの専属契約だと言っていた。
国立の理系出身で、そっちの方面を担当していたから、ゴシップ記事にはかかわっていなかったけど、身分は不安定だったと思う。
桶川事件の真相を追及した『FOCUS』の記者さんも似たようなものだったかもしれない。
そう考えると、まさに記者魂だよね。
現場を自分の足で歩いてネタを取ってくるのが記者。
SNSや掲示板の声を拾って書くだけなら誰でもできる。
そんなのはただのライターであって記者じゃない。
そこで、きょう発売の『週刊文春』ですが、電通社員の自殺の件を取り上げています。
軟派?の『FRIDAY』も。
電通に少しは物申せるようにはなったのかしら?
まあ、それはそれとして、問題は翼くんの件。
タッキーに続いて文春に狙われた?
文春にペラペラしゃべる〝今井くんの友人〟というのが実に怪しい。
文春だけでなく、どの週刊誌もそうだと思いますが、スクープを取るのに、学生などのアルバイトを雇ってタレント行きつけの店に潜らせたり(しかも長期間にわたって)しているらしいから、その人も友人ではなく、ただの顔見知りかも。
いつぞやの手越くんのキス写真もそうだけど、会員制のお店だからといって安心してはいけません。