目からウロコ

ブログ名を変えました。(旧SMAPのいる日常)

インフルエンザワクチン狂騒曲

月に一度、母の付き添いで整形外科を受診するのが私の目下の悩み。

その日が近づくと憂鬱になる。

お父さんはなかなかの名医で融通のきく人だったのに、二代目のぼくちゃん先生は教師の言いつけに絶対逆らわない学級委員タイプで、私とはソリが合わない。

でも、母が気に入っているのでしぶしぶお供している。

きのうがその診察日。

診察室に入るなり、インフルエンザワクチン、インフルエンザワクチンとうるさい。

内科を併設していて、ワクチンはこの先生の担当なのだ。

毎年のことだから慣れてはいるけど、今年は厚労省からのお達しを水戸黄門の印籠がわりに攻めてくる。

「基礎疾患のある高齢者は早めに接種したほうが望ましい」というお達しなのに、10月24日までに予約を入れろと言う。

あろうことか、同居している私にも打てと言う。

親は無料でも私は3,000円だ。

そしたら、やっぱり予約は既に埋まっていて、受付の人が「あのぉ、望ましいというだけで義務ではないんですよ」と困惑している。

 

で、ワクチンを打てと言われた私は「インフルエンザのウイルスといってもいっぱいあるんでしょう」とぼくちゃん先生に聞いてみた。

そしたら、「うーん、まあ、どれが流行るかわからないんだけどね」と言うので、「季節性の変異するのは主にA型ですか」と尋ねたら、「うーん、AとBだね」と答えただけで、「さあ、症状も落ち着いてるのできょうはこれでいいでしょう」とさっさと打ち切られてしまった。

おぬし、逃げたな。

 

前回も「コロナの予防薬はないので、早くワクチンができたらいいのにね」と言うので、「安全性はだいじょうぶなんですか」と聞いたら、「人体への安全性はともかく、効かないと意味がないからねぇ」とまともな答えが返ってきたので、「阪大のワクチンとアストロゼネカやファイザーのワクチンはどう違うんですか」と突っ込むと、「うーん、まあ、競争だね」と、このときもうまく逃げられた。

 

その前は、「ステロイド剤のプレドニンを処方しましょう。5mgの低量なら問題ないから」と言うので、私が「ステロイドは低量でも長期に服用すれば相応の副作用が出るのでは?」と質問すると、「エビデンスはあるんですか、エビデンスは」と逆ギレされたことがあった。

たしかそういう研究論文があったはずだけど、私も詳しく覚えていなかったので、反論しないで次回に持ち越すことにしたら、その間に調べたのか、次の診察では「ステロイドは少量でも副作用がありますからね」とのたまうではないか。あたかも自分が最初から知っていたかのように。

確かなエビデンスを持ってこい、エビデンスを。

 

話が長くなりましたが、そんなわけで皆さん、薬やワクチンについては、きちんと説明を聞いてから、納得して処方してもらいましょう。

時には理論武装も必要です。

それにしても、これだけ日本じゅうがウイルス対策に勤しんでいるときに、なぜインフルエンザが猛威を振るうと決めつけるんでしょうね。