目からウロコ

テーマのない何でもありの雑記帳です 😊 (旧タイトル「SMAPのいる日常」)

京都というまち

きのうの続きです。辺野古の船沈没事故のあと、一部メディアやSNSにおいて同志社=左翼ととらえた記事や投稿をよく目にしましたが、関西人としてそういう印象を強く持ったことがなかったのでちょっと意外でした。

同志社国際中学・高校は3分の2が帰国子女で卒業生の9割が同志社大学、同志社女子大学に進学するという、その同志社大学の創設者はご存じのとおりプロテスタント系のキリスト教徒である新島襄で、その妻は大河ドラマ「八重の桜」で綾瀬はるかが演じた会津出身の山本八重です。

ひと昔前の話ですが、滝川事件に連座して京都帝国大学を退官した教員を多く受け入れたことから立命館大学が左翼的、また、戦時中に大日本言論報国会の理事を務めていたことから公職追放となり京都帝国大学を退官した荒木俊馬が上賀茂に創設した京都産業大学が右翼的だと言われていた時代がありました。ちなみに荒木俊馬の弟子の一人が湯川秀樹です。

今はずいぶん様変わりしたでしょうが、当時、京都の大学に通う友人たちから「京産大の経済学の講座はマル経がなくて近経ばかり」とか「就職するなら立命館より京産が有利だ」とか、そんな話をよく聞きました。同志社に関して政治的な話は特別聞いたことがない。

その立命館もたどっていけば、西園寺公望が創設した私塾立命館が源流であり、西園寺家といえば言わずと知れた藤原氏北家。

つまり、藤原氏北家の立命館と賀茂氏の京産ということになる?

遡れば、藤原氏=政治、秦氏=技術、賀茂氏=祭祀が協力し合うことで平安京を支えてきたわけで、表立って対立こそしていないものの、中臣氏(藤原氏)も祭祀・呪術系として力を持っており、「葛藤」という言葉が〝城の賀茂〟と〝原氏〟に由来すると言われていることからも、陰では相当バチバチあった、いえ、過去の話ではなく、今もそうなんだろうと思います。「かぐや姫」がアンチ藤原氏の物語だというのは以前にもお話ししましたよね。

また、京都は日本でいちばん寺が多く、最新のデータによると3031ヶ所あるらしい。

仏教徒といえば、

役員には真言宗、天台宗、清水寺の関係者が名を連ねます

「世界は一つ、人類みな兄弟」の世界連邦運動に右も左もない。

京都は幕末に体制派・反体制派に分かれて激しい戦いが繰り広げられ、今なおイギリスやフランスの影響が強く残るまちです。なぜ京都大学にノーベル賞が多いのか?という話にもなってくる。

もしアメリカを右とするなら、京都は左寄りということになるのかもしれない。

そんな京都の高校に通う女子高校生が3月16日に辺野古の事故で還らぬ人となり、3月23日には11歳の少年が行方不明となって遺体で見つかった。残念なことです。

最後に、新島襄が没したのが明治23年1月23日というのも奇妙な巡り合わせですね。