夕方、リビングで洗濯物をたたんでいたら、Nスペの再放送が始まったので、暗い暗いテーマだけど、そのまま最後まで見入ってしまった。
第二次世界大戦中、ユダヤ人の大量虐殺が行われたアウシュビッツ強制収容所。そのガス室跡の地中から発見された“謎のメモ”。書き残したのは、ユダヤ人でありながらナチスの大量虐殺に加担させられた「ゾンダーコマンド」と呼ばれた人たちだった。未だ多くの謎が残るホロコーストの実態。地中に埋もれていた「死者たちの告白」に迫る。
地中から見つかったメモには、同胞でありながら生き延びるためナチスの手先となった「ゾンダーコマンド」と呼ばれる人たちの苦悩が綴られていた。
嫌な役目はゾンダーコマンドに押しつけて、直接手を下さなかったため、ナチス幹部の罪の意識は薄かったという。
裁判で「誰一人殺していない」と証言したアイヒマンや死の選別、毒ガスのチクロンBも登場したわ。
ものすごくタイムリーな話題でしょ。
チクロンBと聞けば、わかる人にはわかる話で、8月に放送したのをなぜ今?と思ったけど、見終わったらその意図が何となく読めた気がする。
現代のゾンダーコマンドたちは苦悩しているように見えないけどね。
人知れず葛藤していると思いたい。