きのうテレビを見てたら、橋田賞の授賞式で寿賀子節が炸裂していました。
とと姉ちゃんは「見てない」、ガッキーの受賞コメントには「ほんとうは星野源さんにあげたかった」とのたまう。
なんでも選考には直接タッチしていないとのこと。
つまり、お金は出しても、口は出せない。
不本意だったのかな?
それにしてもめちゃくちゃお元気だ。
92歳で現役バリバリ。
血色もよくて、うちの母親なんてずっと年下だけど、もっと老けてるわ。
そういえば、昔、安田成美が朝ドラ「春よ来い」を途中で降板したときも爆弾発言で物議を醸していたっけ。
歯に衣着せぬ大先生がSMAPを殊のほか気に入ってくださったことはうれしい限りですが。
ところで、橋田先生やメリーさんは同世代。
お二人とも戦争体験者ということもあって、平和への思いが強い。
特にメリーさんはアメリカ国籍ということもあって、大変な苦労をされたと思う。
橋田先生や山田洋次監督とも長く一緒に仕事をしてこられたのは、そういうこともあったのかなと私なりに勝手に解釈しているんですが。
なので、名字の頭に「100」がつく作家さんとタッグを組んだときは、ちょっと意外だったというか、時代も変わったなぁと。
片や左で、片や右。
同じ戦時中の話でも、同じように平和を説いても、視点がかなり違う。
だから、岡田くんと二宮くんが立て続けに日アカの主演男優賞を受賞したときは、別の意味でおもしろいなと思ったわけです。
「永遠の0」は、最後、突撃していくときの岡田くんの顔の表情にすべてが凝縮されていて、すごい役者さんになったなぁ……と素直に感動しました。
岡田くんって、若いころに「休みの日はどこにも出かけないで、ずっと本を読んでる」って言ってたのを覚えているんだけど、いつの間にか体を鍛えてマッチョな男になっていた。
で、その名字に「100」がつく作家さんが相変わらずツイッターなんかで物騒なことを言って吠えまくっているんですが、あんなに素晴らしい作品を書くのに、これほど言葉を大事にしない作家もめずらしい。
日本の民放は左翼だ!とか、学校で漢文を教える必要はない!とか、そのぐらいのことは想定内ですが、あろうことか、民主党政権下で検討された電波オークション法を導入するべきだとか言い出している。
テレビの電波利権にメスを入れたいのはわかるけど、でも、あれって、櫻井くんのお父さんが反対して、結局、廃案になったはず。
だから、記者会見を開こうが、ネットでわめこうが、テレビを敵に回して、テレビで取り上げてもらえるわけがない。
「永遠の0」の公開前は、岡田くんと一緒にテレビに出まくって、それなりの宣伝効果があったみたいですが、その後、たかじんの一件でミソがついて、「海賊とよばれた男」の番宣には出すなというお達しがあったと、そんな報道もありました。
そんなことがなかったら、あの映画の興行成績ももっとアップしていたかもしれない。
なのに、またテレビに噛みついている。
たぶん、これに凝りて、岡田くんもさすがに3作目は出ないような気がするわ。