目からウロコ

ブログ名を変えました。(旧SMAPのいる日常)

タレントの自由とは―SMAP解散から考える (朝日新聞)

けさの朝日新聞(文化・文芸欄)より。

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私たちファンがずっと訴えてきたのは、こういうことですよね。

事務所に所属していながら、ファンが事務所を批判するのか?というご意見も多々あろうかと思いますが、そんなことを言っていたら、何も変わらない。

ただ、残念ながら、悪しき慣習をなくそうとか、韓国のように法整備をしようとか、そういう社会的な運動にまでつながらなかった。

SMAP自身が水泳の千葉すずのように率先して戦えばよかったのかもしれないけど、タッキーの言葉を借りるなら、彼らには彼らの下で働くたくさんの人々の生活を支える責任があるし、そもそもジャニーズが嫌いだったわけでも、野心や野望を持って何か事を起こそうとしたわけでもない。

出ていけと言われたから、仕方がなかっただけ。

 

「江戸時代、藩に属さない浪人が差別された。組織に属することで疑似家族をつくる古い日本的風土が芸能界にあるのでは」というフランス・ルモンド紙の特派員の意見はごもっとも。

日本は母性社会なんですよね。(母系ではありません)

父性が弱いということですが、家族主義で帰属意識が強い。

12星座でいうなら、かに座っぽい。

どこかに所属していないと不安なのね。

会社や組織に所属して忠誠を誓えば、家族の一員として一生面倒を見てくれるという時代は確かにありました。

でも、今や日本の企業も欧米化して、以前のスタイルは崩壊しつつある。

それがいいのかどうかわからないけど、芸能界だけが相変わらず昭和のまま。

ただ、それもデーブさんが言うように、経験も技術もない素人がぽっと出てこれる世界だから、売り出してもらったプロダクションに頭が上がらないのだとすれば、まずはそこから変えていかないといけないのかもしれない。