ときどき自分でも反省するんですが、ジャニーズ事務所だから、日テレだから、フジテレビだから、電通だから……と一括りにして論じてしまいがち。
でも、組織としては一つであっても、そこに働く人々の思いは千差万別。
例えば、一本満足バーのCMをどこの広告代理店が手がけているのか知りませんが、振付師の指導やテーマソングの楽曲化など、「いいものを作ろう!」という気迫がひしひしと伝わってきました。
もしかしたら関係者の方が「草彅くんの久しぶりのCMだから、いいものにしてあげたい」と思ってくださったのかもしれない。
そうじゃないと言われるかもしれないけど、28年の芸能生活の中で築いた人と人との信頼関係というのは、どんな圧力にも負けないぐらい厚くて強靭なものであり、これを「ないことにする」ことはできないんじゃないでしょうか。
16年度のベストジーニストの件で、ジャニーズ事務所のほうから過去の受賞者である木村と草彅の画像を使わないでほしいという要請があったというネット記事を見ましたが、本当かどうかは知りません。
この記事は「SMAPをなかったことにするつもり?」というニュアンスで書かれていましたが、なかったことにするといっても、人々の記憶から全部を消し去ることはできないでしょう?
30年たてば、世の中がガラリと変わっている可能性もありますが。
それよりもジャニーズの広報がちゃんと一本化されているのか、そちらのほうが気になりますね。
1つの事務所から相反する情報が流れたら混乱しますもん。
それと、木村拓哉とあとの4人ではそもそもマネジメントする人(部署)が違うんでしょう? 既に1月から。
SMAPの命名権は事務所本体の所有で、SMAPの映像等は今もJドリームが扱っているとしたら、使用するときにはお互い相手の許可が要るのかしら?
それだったら、4人が木村くんの名前を出さないのも、木村くんが「メンバー」としか言わないのも、わかる気はするんですよね。
ゴローちゃんの「木村…拓哉さん」も。
「能年玲奈」だって本名なのに使えないんですよ。
日本の芸能界、やっぱりおかしい。時代が昭和のまま。