この日のゲストは石原慎太郎でした。
田中角栄論。『天才』
石原さんは、ほかの番組に出たときも、「出たくなかったんだよー。良純が言うから」とちょっと斜に構えて、不機嫌そうな顔をしながら、最後までよくしゃべっていましたからね、心配はしなかったけど、それでもちょっとハラハラしたかな。
今回の出版も幻冬舎でしょう。
金スマは、百田尚樹の『殉愛』の一件があるから、石原さんが多少身構えるのも仕方がない。
あのとき、石原さんが懇意にしているBのS社長もかかわったという話もあるから、結果的には顔に泥を塗ってしまったわけで。
これだけでも、金スマにジャニーズ事務所が深くかかわっていないのは想像がつきますね。
SMAPがB系と積極的に絡むのを事務所が快く思っていたはずもないだろうし、これも解散騒動の一因だったのかしら。
田中角栄に関しては、最終的にはアメリカにつぶされたという意見も根強いですね。
小沢といい、中国寄りになると失脚させられるという話もあながち否定はできない。
ロッキード社のトライスターは好きな飛行機でした。
地下にギャレー(キッチン)があって、キャビンも落ち着いた雰囲気。
トライスターが引退したときは寂しかったな。
話を戻して、そんなわけで、石原慎太郎が田中角栄について語るというのは、それなりに思惑があるんだろうと思います。
そして、その司会を中居くんが務めるという。
中居くんが事前にちゃんと勉強してきたこと、最初から批判ありきの番組ではなく、真正面から田中角栄を取り上げたことが石原さんにも伝わったんでしょうか。
中居くんは本をよく読みますからねー。
観劇の際、前列の女性が開演ぎりぎりまで本を読んでいて、すごく気になったという話もしていたし、斎藤工も「今はみんなスマホをいじっているから、電車の中で本を読んでいる女性に惹かれる」みたいなことを言っていましたっけ。
女性の皆さん、聞きましたか。本ですよー。読書ですよー。
私が一昨日の金スマで学んだのは、ほかでもないそのことでした。